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EFO対策とは?12の施策具体例から離脱率を改善した事例を紹介

EFOとは、入力フォームを顧客が使用しやすい形に最適化する施策です。EFO対策をすれば登録完了率が改善するため、多くの企業が導入しています。本記事では、近年注目されているEFO対策や施策の具体例、成功事例について解説します。

本記事を読むと、どんなEFO対策を実施すれば、入力完了率が改善できるのかが理解できるでしょう。EFO対策を実施したい方は、本記事を参考にしてください。

EFO(入力フォーム最適化)対策とは

EFO(入力フォーム最適化)対策とは

EFO対策とは、顧客からのお問い合わせページや商品購入時の入力ページの改善施策のことです。EFO対策では顧客がフォームに入力しやすいように改善して売上の増加につなげることを目的にしています。EFO対策について、以下の3つの項目に分類して詳しく解説します。

それぞれの項目を参考にしたうえで、EFO対策を実践してください。

EFO(入力フォーム最適化)対策の概要
≫ EFO対策が注目されている背景
≫ EFO対策を実施することで得られるメリット
≫ EFO対策を怠ることで起こりうる問題

EFO対策が注目されている背景

EFO対策が注目されている背景は、フォーム入力中の顧客の途中離脱を防止すれば、CVRの改善につながるからです。CVRとは、商品の購入や問い合わせの送信など、Webサイト上で獲得する最終的な成果を言います。

EFO対策をして顧客が入力しやすいフォームを構築すれば、CVRの改善につながり、売り上げが増加します。

EFOとは?意味や活用例からマーケティング施策での成功事例を紹介

EFO対策を実施することで得られるメリット

EFO対策を実施して得られるメリットとして、「離脱防止」「ユーザビリティ向上」「CVR向上」があります。

EFO対策を実施すれば、利便性が向上するため、顧客の離脱率防止につながります。また、顧客がフォームに入力しやすくなるので、ユーザビリティが高まるでしょう。

EFO対策をした結果、自社商品やサービスに興味を持った顧客の離脱を防止し、成果を高めやすくなるメリットもあります。

EFO対策を怠ることで起こりうる問題

EFO対策を怠った場合、入力フォームの離脱率が低い理由がわからずCVRの改善ができません。CVRの数値が低いままだと、売上を増加させるために入力フォームの作成に必要以上に費用や時間をかけてしまう恐れがあります。

入力フォームの作成に膨大な費用と時間を費やしてしまったら、ほかの業務にまで支障をきたしてしまうかもしれません。

EFO対策の12の施策具体例

EFO対策の12の施策具体例

EFO対策の施策例を12種類紹介します。それぞれの施策例を参考にし、実際にEFO対策を実践してみてください。

EFO対策の施策具体例 説明
一体型フォームで離脱を防ぐ 一般的なWebサイトは入力フォームまで複数のページを飛ばなければいけないが、一体型フォームはすぐ開ける
フォーム入力をステップ型にする 入力しなければいけない項目の多さを一度に目にしなくてよいので、面倒に感じにくくなる
入力項目を少なくする 入力項目が多いほど顧客がやる気を削がれてしまう
レスポンシブ対応をする レスポンシブ対応をしていないと、入力項目が画面から飛び出る恐れがあるので、顧客のストレスにつながる
チャット機能を設置する AIにフォームの入力方法を的確に指示してもらえるため、顧客がストレスを感じにくくなる
外部入力データとの連携を行う 外部IDと連携をすれば、連絡先に登録されている情報が自動的に入力されるため、フォームを入力する手間を減らせる
入力データの復元機能を利用する 一度フォームを離脱してしまった顧客が、再度訪れた場合に入力しやすくなる
自動入力機能を設置する 住所やメールアドレスは、入力する文字数が多くて顧客が面倒に感じやすい部分である
選択項目はラジオボタンで設置する ワンクリックで入力できるため、顧客の離脱を防止できる
確認画面を無くす 確認画面を用意すると、顧客に考える隙を与えて離脱率向上につながる
リアルタイムエラー機能を使用する 送信ボタンを押した後にエラー表示されると、顧客は再度入力するのが面倒に感じて離脱しやすくなる
離脱防止ポップアップ機能を設置する 顧客が誤ってブラウザバックぐするのを防止できる

1. 一体型フォームで離脱を防ぐ

Webページに入力フォームを埋め込んで一体型フォームにすれば、離脱を防止できます。一般的なWebサイトは複数のページに飛んで入力フォームに行く手間がかかるため、離脱してしまいやすいです。

しかし、興味があるWebサイトと入力フォームが一体化されていれば、何度もクリックする手間がないので、離脱しにくくなります。

2. フォーム入力をステップ型にする

EFO対策として、フォーム入力をステップ型にする方法があります。ステップ方式とは、一問一答形式で必要情報を入力していく形式です。ステップ型にすれば、入力しなければいけない項目の多さを一度に目にしないため、フォームに入力するのが面倒に感じにくいです。

また、アイコンで入力完了率が確認できるので、進捗状況が把握できます。実際にKAIZEN PLATFORMでは、ステップ型を導入して入力完了率の55%改善を実現しています。

3. 入力項目を少なくする

入力項目を少なくすれば、EFO対策につながります。顧客が入力項目が多いほどフォームを入力するやる気が削がれてしまうからです。そのため、入力フォームの項目は必要最低限必要なものだけにしてください。なくしてもいい入力項目の例として、以下の3つが挙げられます。

・ふりがな
・FAX番号
・メールアドレスの確認欄

また、顧客の入力内容によって、項目を表示させたり、非表示にできたりします。たとえば、支払方法でクレジットカード払いを選択した場合にのみ、クレジットカード情報の入力を表示することもできます。

EFOツールを活用すれば、臨機応変な入力フォームの作成ができるので、ぜひ実践してみてください。

4. レスポンシブ対応をする

EFO対策を実施する場合は、レスポンシブ対応をしましょう。レスポンシブ対応とは、スマートフォンやパソコンなど、画面サイズの異なるデバイスによってフォームのレイアウトを最適化して表示する方法です。

レスポンシブ対応をしていなかった場合、入力項目が画面から飛び出る恐れがあります。顧客のストレスをなくすためにも、レスポンシブ対応をしてください。

5. チャット機能を設置する

チャット機能を設置するのも、EFO対策の一つです。チャット機能とは、AIを利用して一問一答形式のフォームへ入力する機能のことを言います。AIにフォームの入力方法を的確に指示してもらえるため、顧客がストレスを感じにくくなります。

離脱率を防止するために、顧客のストレス源を潰していかなければいけません。説明がないとわかりにくい質問の場合は、チャット機能の設置をおすすめします。

6. 外部入力データとの連携を行う

外部入力データとの連携を行うと、フォームが入力しやすくなります。たとえば、LINEやX(旧:Twitter)、Instgramなどです。外部IDと連携をすれば、連絡先に登録されている氏名や電話番号などの情報が自動入力されるので、フォームを入力する手間を減らせます。外部IDとの連携はEFOツールを活用すれば、問題なく行えます。

7. 入力データの復元機能を利用する

入力データの復元機能を設ければ、一度離脱してしまった顧客が再度フォームにアクセスしたときに入力内容を復元できます。再度フォームを利用したときに「前回入力した情報を利用しますか?」と表示できれば、気軽に入力内容の復元が可能です。

一度離脱した顧客が商品やサービスを購入する可能性は十分にあるので、入力データの復元機能の利用をおすすめします。

8. 自動入力機能を設置する

住所やメールアドレスの自動入力機能を設置すると、離脱率の改善につながります。住所やメールアドレスは入力する文字数が多く、顧客が面倒に感じやすい場所だからです。住所であれば、顧客が入力した郵便番号から都道府県市区町村を割り出せます。

メールアドレスは、@以降予測して一覧表示すれば、入力せずに済みます。自動入力機能は、入力フォームの最適化向上につながるでしょう。

9. 選択項目はラジオボタンで設定する

入力フォームの選択項目は、ラジオボタンで設定してください。ラジオボタンとは、複数の入力項目から一つを選択するためのボタンです。プルダウン形式の入力フォームもありますが、項目を選択するために2回クリックしなければいけません。

ラジオボタンは、ワンクリックで入力できるので、顧客の離脱を防止できます。選択項目はラジオボタンにした方がよいです。

10. 確認画面を無くす

顧客の離脱を防止したいのであれば、確認画面をなくした方がよいです。確認画面を用意すると「顧客が本当にこの商品を購入してもよいのか」と考える隙を与えてしまいます。

顧客に考えさせた結果、確定ボタンをクリックできなくなり、離脱率上昇へとつながります。入力フォームから確認画面を無くして顧客が悩まない工夫をしましょう。

11. リアルタイムエラー機能を使用する

入力フォームでは、リアルタイムエラー機能の使用をおすすめします。送信ボタンを押した後にエラー表示がされると、顧客は再度入力するのが面倒に感じ、離脱しやすくなるからです。

リアルタイムエラー機能を使用すれば、フォームへ入力している最中に内容の不備がわかるので、スクロールして修正する手間がなくなります。リアルタイムエラー表示をする際は、具体的な指示を出してすぐに修正できる工夫をしましょう。

12. 離脱防止ポップアップ機能を設置する

顧客が誤って入力フォームを離脱しないためにも、離脱防止ポップアップ機能を設置してください。入力中に誤ってブラウザバックしたら、面倒くさくて再度入力フォームに戻ろうとは思わないからです。

Webサイトを見ていて手が当たってしまい、ブラウザバックした経験がある方も多いのではないでしょうか。離脱防止ポップアップ機能の設置は、EFO対策につながります。

EFO対策で離脱率を改善した成功事例

EFO対策で離脱率を改善した成功事例

EFO対策で離脱率が改善した成功事例を3つ紹介します。
EFO対策の成功事例を参考にすれば、どのように入力フォームの改善をすればよいのかイメージがしやすくなります。それぞれの成功事例を参考にし、EFO対策を実践してください。

EFO対策で成功した3つの事例
≫ 申込完了率が114%UPした成功事例
≫ 全体CVRが117%改善した成功事例
≫ 前年比131%のCVを達成した成功事例

申込完了率が114%UPした成功事例

Y銀行は、顧客の離脱率の高さと入力フォームへ導くことが困難な点に悩まされていました。ローンシミュレーションをWebサイトから直接見れるようにしたり、以前アクセスした顧客が再入力する手間を防止するために過去のシミュレーションが表示されるシステムを構築しました。

その結果、申込完了率が114%UPしています。入力フォームの一体型や入力データの復元機能は、EFO対策に効果的です。

全体CVRが117%改善した成功事例

B会社は、離脱率の高さに困っていました。B会社がチャット機能を設置した結果、全体が117%改善、スマートフォンでは133%に改善できています。

チャット機能があれば、AIと会話するようにフォームへ入力すればよいので、面倒な手間が感じにくいです。B会社では、特にスマートフォンから高い成果を得ています。チャット機能は、友人とLINEする感覚で入力フォームに個人情報を打ち込める強みがあります。

前年比131%のCVを達成した成功事例

C会社は、入力項目の多さで離脱数が増加していました。ただ、チャット機能からエントリーできるようにすれば、前年比131%のCVを達成しています。

通常の入力フォームと比較してチャット機能はAIとコミュニケーションを取る感覚で入力できるので、面倒に感じにくい特徴があります。チャット機能がいかにCV向上につながるのかが理解できるでしょう。

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EFO対策のまとめ

EFO対策で離脱率を改善した成功事例

近年では、フォーム入力中の顧客の途中離脱を防止するために多くの企業がEFO対策を実施しています。EFO対策には、離脱防止やCVR向上など、さまざまなメリットがあります。

EFO対策を今すぐに実施したい方は、EFOツールの導入を検討してください。EFOツールを導入する際には、機能の豊富さで選びましょう。本記事を参考に施策例を理解し、自社のEFO対策として実施してください。

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