インターネットでの集客が主流になっている現代で、注目されているツールとして
EFOがあります。EFOとは、顧客のために入力フォームを改善する施策です。EFO対策を行えば、顧客の離脱率低下や売上向上につながります。
本記事では、EFOの概要や施策内容、成功事例について解説します。本記事を読めば、EFO対策を実施する方法や成功させる方法が理解できるため、入力フォームを改善しやすくなるでしょう。
EFO対策を実施して自社の売上向上につなげたい方は、本記事をご覧ください。
EFOとは
EFOとは、顧客が入力フォームをさらに使用しやすく改善する施策です。EFOを実施すれば、顧客がストレスを感じずにフォームへ入力しやすくなるため、商品の購入やサービスの申し込み率上昇につながります。
例えば、入力項目を少なくすれば、長い時間かけてフォームを埋める手間が削減できるので、入力フォームを最後まで記入しやすくなります。EFO対策する入力フォームの種類の例として、以下のとおりです。
- EFOの概要
- ≫お問い合わせフォーム
≫イベント申込フォーム
≫アンケート入力フォーム
顧客は、入力項目の多さやわかりにくさ、リセットされる点に対して不満を感じ、入力フォームから離脱する傾向にあります。顧客が入力フォームに対して持っている不満に着目したうえで、EFO施策を実施しましょう。
EFO対策とは?12の施策具体例から離脱率を改善した事例を紹介
EFO対策で得られるメリット
EFO対策で得られるメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- EFO対策のメリット
- ≫入力フォームの離脱率低下
≫顧客から企業に対する印象が向上する
≫売上が増加する
EFO対策を実施すれば。顧客が最後まで入力しやすくなる工夫をしているため、フォームの離脱率が低下します。
例えば、何度もエラーが発生してしまうフォームが用意されていたとしても、顧客はストレスを感じ続けてしまうため、すぐに離脱してしまい兼ねません。フォームの入力例を表示させておき、エラーが発生しにくい工夫をしましょう。
また、EFO対策をすれば、顧客から企業に対する印象の向上につながります。EFO対策をすればフォームに入力しやすくなり、顧客目線にサービスを提供する会社だと良いイメージが定着します。
売上が増加するのも、EFO対策を実施するメリットのひとつです。例えば、サービスの申し込みフォームの入力を改善すれば、ストレスを感じにくくなって離脱率低下につながるので、会社の売上が向上しやすくなります。
EFOの3つの施策内容
EFOには、以下の3つの施策内容があります。
- EFOの施策内容
- ≫フォーム到達までの対策
≫フォーム入力中での対策
≫フォーム入力完了後の対策
EFOを導入するとしても、具体的にどのような施策をすればフォームが入力しやすくなるのかわからないでしょう。ここで解説した内容を参考にして施策内容を理解したうえで、EFO対策を実施してください。
1.フォーム到達までの対策
顧客が入力フォームに到達する前は、「フォームへの入力が負担に感じる」「入力フォームの内容が想像と違う」「フォームに入力するメリットを感じない」の3つの理由によって離脱する傾向にあります。
上記の離脱理由をEFO対策によって潰さなければいけません。顧客がフォームに到達するまでのEFO対策例として、「入力項目を絞る」「チャット機能を導入する」「デバイスごとに表示方法を改善する」の3つが挙げられます。
顧客が入力フォームを離脱しないためには、入力項目を絞ることが大切です。入力項目を絞れば、記入する箇所が多くてやる気が削がれる事態を防止できます。具体的には、以下の項目は減らした方が良いでしょう。
また、チャット機能を導入すると、顧客が必要以上にストレスを感じることなくフォームに入力できます。チャット機能とは、チャットボットを利用して一問一答形式で回答する機能です。
チャット機能が搭載されていれば、実際にメッセージアプリで会話しているような意識で入力できるため、顧客がストレスを感じずに回答しやすくなります。デバイスに適したフォーム表示をするのも、EFO対策をするうえで必要です。
スマホやパソコン、タブレットによって画面サイズが異なるので、適切なフォーム表示をしなければ、フォームの文字が小さすぎる場合や大きすぎる場合など問題が発生します。そのため、デバイスごとに適切なフォーム表示をしてEFO対策する必要があります。
2.フォーム入力中での対策
顧客のフォーム入力中には、「入力に手間が感じる」「レイアウトが理解しづらい」の2つが離脱する原因です。
上記の原因を解消するためには、以下2つの方法を実践してフォームが入力しやすくなるような工夫が大切です。
・設問項目をラジオボタンにする
フォーム入力中の場合は、必須項目を明確に表示するようにしてください。必須項目を表示しないと、必須項目が表示されていないまま顧客が完了ボタンを押す原因となり兼ねません。
すると「必須項目が入力されていない」と表示されてしまい、必須項目までさかのぼって入力する手間が発生し、離脱の原因になります。そのため、必須と明記して顧客が入力し忘れがないように注意しましょう。
入力フォームによってはプルダウン式になっている場合が多いですが、ラジオボタン式への変更をおすすめします。プルダウン式とは、一度ボックスをクリックしてから選択する形式です。その一方でラジオボタン式とは、最初から選択肢が表示される形式です。
ラジオボタン式は一度のクリックでフォームを入力できるため、顧客の手間が減って離脱率低下につながります。
3.フォーム入力完了後の対策
フォーム入力完了後では、以下の2つが顧客が離脱する主な原因です。
戻るボタンを間違えて押したら最初から入力しなければいけなくなった
何度も入力エラーが表示された
フォーム入力完了後に顧客が離脱しないためには、以下2つの対策をしてください。
・確認ページに注意書きを記載する
顧客がフォームの入力中に間違えて離脱する可能性があるため「フォームを離れても問題ないですか?」と表示させ、意図せぬ離脱を防止すると良いでしょう。
また、確認ページをフォーム送信ページだと認識違いをしている恐れがあるので「※問い合わせはまだ完了してません」と表示するのが有効です。
EFO対策を実装する方法
EFO対策を実装するためには、以下3つの方法を実施してください。
- EFO対策を実装する方法
- ≫個別での実装
≫プラグインの導入
≫EFO対策ツールを導入
EFO対策を実施するとしても、具体的にどのように実装すれば良いのかわからないでしょう。EFO対策を実施するには、さまざまな方法があります。それぞれの実装方法を理解し、どの方法でEFO対策をするのか検討してください。
1.個別での実装
自社で雇用しているエンジニアで入力フォームの改善ができるのであれば、個別での実装をしましょう。個別でEFO対策の実装をすれば、ほかの方法と比較して少ない費用の支払いで済みます。
ただ、個別での実装の場合は、ほかの方法と比較して入力フォームの改善に時間がかかります。多少実装に時間がかかってでも支払う費用を抑えたいのであれば、個別でEFO対策を実装しましょう。
2.プラグインの導入
プラグインの導入をするのも、EFO対策を実装する方法のひとつです。プラグインとは、Webブラウザに機能を追加して使用しやすくするためのプログラムです。プラグインは、プログラミングの知識がなくても簡単に導入できるので、誰でも安心して利用できます。
ただ、プラグインを導入したらサイトの表示が遅くなる場合や不具合が発生する可能性があるため、必要最低限のプラグインのみを導入することを心がけましょう。
3.EFO対策ツールを導入
EFOツールを実装したいのであれば、EFO対策ツールがおすすめです。EFO対策ツールとは、顧客が入力しやすくするシステムを構築するソフトです。EFO対策ツールを導入すれば、フォーム改善の効率向上や運用サポートを受けられます。
おすすめのEFOツールは、formyです。formyとは、フォームの作成から改善まで一連の作業が簡単に実現できるツールです。初回申し込みの場合は30日間は無料で利用でき、初月以降も月額6,000円で利用できます。リーズナブルな価格でEFO対策を導入したいのであれば、formyの導入を検討すると良いでしょう。
おすすめEFOツール10選を徹底比較!各種機能から選び方までを紹介
EFO対策ツールの機能
EFO対策ツールの主な機能の例として、以下の表を参考にしてください。
EFO対策ツールの主な機能 | 特徴 |
リアルタイムアラート | 顧客が入力ミスをしたらその場で通知する機能 |
入力形式指示 | 入力中の項目の形式を事前に表示する機能 |
会社情報自動入力 | 会社名を入力すると自動で会社情報を反映する機能 |
ドメイン存在チェック | メールアドレスを入力した際に、存在しているメードアドレスなのかを調査する機能 |
エラー時背景設定 | 必須項目を強調して表示する機能 |
また、EFO対策ツールは、搭載されている機能の種類で選びましょう。機能の種類が豊富なEFO対策ツールほど、顧客が入力しやすいフォームを作成できる仕組みが構築されているからです。自社に適したEFO対策ツールを導入し、業務効率向上につなげてください。
EFO施策で成功した事例
EFO施策で成功したい場合は、以下2つの事例を参考にしてください。
- EFOの成功事例
- ≫アサヒビール株式会社の成功事例
≫キューサイ株式会社の成功事例
EFO施策で成功するためには、実際に導入した経験のある企業の事例を参考にした方が理解しやすいでしょう。それぞれの事例を基にEFO対策を実施し、自社の売上向上につなげてください。
アサヒビール株式会社の成功事例
アサヒビール株式会社は、会員制エンタメサイト登録時の入力フォームが利用しづらかったため、EFOツールのフォームアシストを導入しました。
その結果、ページ全体の文字数や画面簡易などのレイアウトを変更し、会員登録率が変更後4ヵ月で13.3pt向上しています。導入後も毎月詳細なレポートが送信されており、業務改善に活用できています。
キューサイ株式会社の成功事例
キューサイ株式会社は、運営していたECサイトに後付けでEFOツールのフォームアシストを導入しました。フォームアシストはタグを設置するだけで運用までの設定はすべて対応してくれるため、導入企業側が導入まで手間をかけることはありませんでした。
その結果、ECサイトのCV率が10pt向上しています。導入後の担当者のフォロー体制がしっかり構築されているため、安心して使用できています。
EFOの成功事例10選!効果的な対策方法とツールも合わせて紹介
EFOとはのまとめ
EFOとは、顧客が入力フォームを使用しやすく改善する施策です。EFOを実施すれば、入力フォームの離脱率低下や売上増加などのメリットが得られます。もし、EFO対策をするのであれば、簡単に導入できるため、EFO対策ツールを導入すると良いでしょう。
また、顧客が入力しやすいフォームを作成できるので、搭載されている機能の種類でEFO対策ツールを選んでください。本記事を参考にし、自社に適したツールを導入しましょう。